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zoom RSS 【感想】学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD vol.5【Blu-ray】後編

<<   作成日時 : 2011/01/27 20:25   >>

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○#10 『The DEAD'S house rules』

今回は原作の「Father knows Dead」と「The Dead's house rules」を1話にまとめた内容ですね。
原作でも登場人物たちのテンションが異様に上がっていて最初に読んだ時は個人的になかなか理解しづらかった話ですが、アニメでもちょっとうまく消化はしきれてない印象かなー。

沙耶の家で今後の進む道を相談する孝一行。
沙耶がやたらと孝に名前を呼べと怒鳴るのは最後の意地みたいなものかもしれませんね。なにしろ自分より付き合いの長そうな麗はともかく、「冴子(さん)」「静香先生」「ありすちゃん」と会ったばかりの他の女性陣は全員名前で呼んでるわけですから(笑)。むしろ「差別されてる」と思っても仕方ないし、自分に気がなくてもせめてみんなと同じ「女の子」としてくらいには扱って欲しい気持ちがあるのかも。
ただ、他人に要求しながら自分からは何もしないところはこの頃の沙耶の欠点かもしれませんね。自分は「孝」と名前で呼んでないわけですから。
ここで原作では沙耶の胸倉をつかんで怒鳴り返した孝ですが…。
アニメのネックハンキングツリーはちょっとやりすぎ(笑)。ほとんど異常者の行動ですって。「アニメの悪ノリ的な描写は基本的に好き」と前回の記事で書きましたが、さすがにこれはちょっとスタッフには反省していただきたい。普段から沙耶に暴力振るわれてたんならまだわかりますけどね。
直前に孝が自分の両親の安否に不安を抱いてる心情とかもカットされてるせいかこの辺りの暴走も意味不明になってますし。

で、これに激怒したコータとの対立がBパートになるわけですね。もともとフェミニストぽい上に沙耶に手を出されたとあってはコータが怒らないわけがない。アニメではなにやら違う理由での怒りに変わってるようですが(笑)。
まあ、ここら辺は孝とコータの女性観の違いみたいなものでどっちがいいかって問題とも言えませんけどね。1話で麗を連れ出す時みたいに強引な行動でないとだめな場合もありますから。
なんにしてもこの2人のケンカが尺の都合もあってかあっさり気味だったのは、孝とコータのコンビが一番好きな僕としてはちょっと残念(笑)。こういうイベントこそ男同士でバチバチやりあうところが見たいんですけどね(笑)。
残念といえば静香先生と孝が険悪になるとこなんかもカットされてましたねー。静香先生の貴重な見せ場が(笑)。
とにかく孝へのいらだちからか、「刀じゃ効率が悪い」と八つ当たり的な言動に走るコータとけんかになってしまうわけですが、孝にしてもコータに「銃もまともに扱えないくせに!」と言われて原作では切れかけるんですよね。
直前のワイヤー前での攻防ではほとんど足手まとい状態だったわけですが、だからといってそんな風に言われれば「こいつは自分を見下してたのか」なんてむかつくのもまた当たり前。
この後の麗にまで当たりかけたり、ありすを怖がらせたりといった孝のかっこ悪い場面なんかもできればしっかり描いて欲しかったかな。
まあこの時点で、孝もコータもお互い「こんな奴とは思わなかった」って状態になったんではないかと。直前までけっこう親密な関係になりかけてた矢先ですからね(笑)。

そして銃を抱えて一人その場を逃げ出したコータは大人たちに捕まり銃を渡すよう迫られる。

そしてそこに中田譲治演じる沙耶の父・壮一郎が登場(笑)!

…いや、笑い事じゃないんですけどね。しかしアニメ版「ヘルシング」のアーカードとインテグラ(の声優)に詰問される原作者(のモデル)という構図がなんとも笑えてしまう(笑)。こういうネタを持ってきてくれると観る側もより楽しめるなあ(笑)。
そして、それまで遠くからこの様子を観ていた孝がコータを助けに割って入る!
原作でもほんとに好きな場面ですねここは。
コータも自分同様コンプレックスを抱えている人間だった、ということを悟ったからこそ本気で壮一郎と対峙する気になったんじゃないかなあ孝は。
そして、「沙耶をずっと守っていたのは自分じゃなくコータ」とわざわざバカ正直に言ってしまうのが、後にコータから指摘されるとおりの「損な性格」なんでしょうね(笑)。
そんな孝の行動に引っ張られるように次々とその場に集まっていく仲間たち。
ここが「リーダー・孝」が誕生した瞬間なんじゃないかと思います。本当の意味で全員の信頼を勝ち取ったんじゃないかな。

そして真打・沙耶も登場!
両親に向かってコータが自分を守ってくれた、と宣言するここも本当に好きな場面ですねー。
直前に孝から「お前は(他のみんなより)ましなんだ!」と言われますが、それは両親が無事なだけじゃなく、「守ってくれた誰かがいた」って意味でもそうなんですよね。学校で誰にも守ってもらえず死んでいった女の子たちがたくさん描かれていたわけですから。
沙耶自身、学校を脱出して以降はコータのことを口では罵倒しつつもなぜかバスではぴったり隣に座ってたり、リカの家でもコータのことを気にかけてたりと無意識の変化は見せていたんですが。
ここではっきり「世界が変わってしまったこと」を理解したんでしょうね。「自分を守ってくれたのは両親でも孝でもなく、『コータ』だった」ということを。

…と、なかなかに密度の濃い第10話でした。作品的にもここがターニングポイントと言えますね。「寄せ集め集団」がリーダー・孝のもと結束した「本当の仲間」になったんじゃないかと。

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