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zoom RSS 【感想】神のみぞ知るセカイ 女神篇 全12回

<<   作成日時 : 2014/04/27 19:39   >>

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アニメ「神のみぞ知るセカイ」第3シーズンの感想です。

リアルタイムで視聴していなかったこの作品をレンタルして一気に視聴したわけですが、もちろんきっかけは原作が完結するということで話題になっていたからです。といっても僕はこの作品のことはほとんど知識は持ってなかったんですよね。ギャルゲーマーの主人公が現実世界の女の子たちを落としていく話ってことくらいで。あとそれ以外のキャラもエルシィとハクアくらいしか知らなかったので、「物語の本命ヒロイン=エルシィ、対抗=ハクア」なのかと勝手に思ってました(笑)。おそらくこの人外キャラ二人が恋愛ピラミッドの頂点でそれ以外の普通の人間ヒロインたちがその下に位置するような構図なんだろうと。原作もサンデーでもほとんど読んだことなかったんですがたまたまちょっと記憶に残ってたのはこのアニメ7話でもやったお見舞いイベントですね。なのでそこで出てきた小阪ちひろのことも印象には残ってました。ただ当然原作を読んでないのでしゃべりかたや外見から、「音楽やってるボーイッシュで恋愛にも普段それほど興味なさそうなキャラ」とか思い込んでましたが。全然違う(笑)。
で、原作のラスト2話は読んだんですが、他のヒロインたちに本心を告げた主人公の桂木桂馬がこのちひろに告白してどうやら受け入れられた、という終わり方だったんですが。「え、そんな話だったの!?」という驚きがあったわけで逆に興味がわいてきたわけです。でまあ原作とかも改めて調べたり読んだりしてみたので出来ればこのちひろが主人公とも言われている「女神篇」をいつか見てみようかと考えまして。原作完結記念とかでニコニコ生放送でやってくれれば良かったんですけど今のところ予定もないようなのでレンタルすることに。
というわけでの感想ですが、アニメ1期も2期も視聴していないし原作もたいして詳しくないので当然ながら勘違いもありそうですがそこはそれ。


物語はヒロインの一人である中川かのんが「女神」を宿していることからヴィンテージという冥界の組織に襲われて死の危機に陥り、それを救うために主人公・桂馬が同じように女神を宿すヒロインを探すという展開。全部で女神は6人ですでにかのんと幼馴染の天理は見つけている状態。残る4人はかつて「攻略」した女の子たちの中にいると桂馬は推測、5人にまで絞るところまで達してから本格的な「再攻略」を開始。女神がいればかつての記憶を覚えているもしくは思い出すはずなので自分に惚れさせてそれを確かめるというミッション。まあ人の命が懸かってるとはいえずいぶんと外道すぎるやり方ですね(笑)。それが不快感を抱かせないのは桂馬が「現実の女には誰も興味がなくギャルゲーの女子だけを愛している」という前提があるからでしょうが。同時にこの前提が揺らいだとき物語はどうなるのかという危うい綱渡りでもあるんですね。うまい設定だ。そしてもうひとつのポイントは「惚れさせる5人のうち1人は女神がいない無関係の人間」という部分ですね。これが後半重くのしかかってくるという。

まずは前半6話。5人同時攻略しつつ月夜・結・栞の3人を順番に落としていくという展開。しかしこの前半部分は今回の視聴の目的ではなかったにもかかわらずめちゃくちゃ面白かった(笑)。僕がこの作品をまともに見るのが初めてだったということもありますが、桂馬が女装したりあらゆる手段を駆使して力ずくで彼女たちを恋に落とさせる姿は爆笑しながらも感心しました。「ここまでやるなら惚れられても仕方ないか」みたいな。月夜たちもポルターガイスト攻撃や男装、文学(妄想?)少女だったりと現実味から程遠いぶっとんだ設定なのもあってファンタジーラブコメ、とでもいう感じで気楽に見ることが出来ましたしね。まあそれ以前に「女神」なんてものを宿してるわけですが。彼女たちも大きく見ればエルシィたち同様、「人外」のカテゴリに入るわけで。あとはハクアがいい相棒になっててかわいかったというものあります。カップリングとかでなくキャラ単体ならたぶん一番好みかな。逆にエルシィはこのシーズンだけなのかどうかわかりませんがほとんど出番がありませんでしたね。これもちょっと驚きました。

そして後半戦、7話から。ここからは歩美とちひろという親友同士の2人のうちどちらかに女神がいる、それを見極める最後のミッションということに。こちらは前半と打って変わってファンタジー要素の薄いリアルな三角関係に突入という展開。歩美はトランジスタグラマーといった外見のかわいいツンデレ系。そしてちひろは部活でバンドのボーカルをやってるとはいえ特に属性とかのない「ごく普通」の女子、ヒロインの「友人A」タイプ。こんな感じになるのかな?
親友同士の2人を同時攻略する難易度の高さからまずは自分に告白してきたちひろから速攻で落とすことを桂馬は決断。ただこれまでの攻略と違い、ごく普通に病気のお見舞いにきてもらったり作っている曲の相談を受けたり学園祭の前夜祭を一緒にデートしたり。ほんとに「普通」の関わり方をしてたんですよね。

しかし9話では屋上でキスする直前にちひろに女神がいないことに気づき攻略をストップしようとするわけですが。そこで桂馬が感じた疑問が、「なぜかつて攻略された記憶もないのに自分に好意を向けてるのか」。頭のいいイケメンですけど現実の女子から理由もなく好かれたことがなかったせいでそれが理解できないという様子。それに対する返答は「気がついたらもう好きになってたのさ!」。ピュアな本気の想いをぶつけてきたちひろに激しく動揺しつつも目的のため、「自分を馬鹿にしてたリアル女に思い知らせてやるためにだましてやった」と言い放つ。個人的にこの12話通して視聴して声優の演技という点で一番うなったのはこの9話での桂馬役・下野紘でした。原作でのこの場面も確認はしてたのでどういう言い方をするのか注目してたんですが、無感情でしゃべっているように見えて渦巻いてる感情を必死で押さえ込んでるのが感じられたんですよね。しかし桂馬が原作で最後にちひろに好きだと伝えたことから考えると直接のきっかけはここで心を揺さぶられたから、なんでしょうね。計算で行動してる男にはやはり駆け引き抜きの「本気」が響く。
さらにこの場面を歩美に見られていたことで攻略は一気に最悪の展開に。

ここからは振ったはずのちひろを巻き込む形で歩美攻略に向かうことに。ある程度事情を理解してもらえたことで協力してくれるわけですが、原作最後の結末を知ってると、最終的にちひろが選ばれることはたぶんリアルタイムで追ってた読者には予測できてた人も多かったのかもなあと。主人公が無意識どころかここまではっきり能動的に傷つけたヒロインを無視して他のヒロインとエンディングを迎えたりそのまま放置するのはまず物語的に不可能でしょうしね。もちろんそういう不快感を抱かせる作品もたまにありますが(笑)。仮にやるとしたらちひろが復讐者となって敵に回るか殺して他のヒロインと結ばれる時期を遅らせるトラウマにするとかしかないかと。ライブシーンで自分だけ翼がないただの人間だと現実を思い知らされる場面も作者がよほど悪意のある人間でない限り後に報われる何かがあるからこその場面のはず。ただ上のほうで書いたように誰か特定のヒロインに対する桂馬の恋愛感情をはっきりさせてしまうと、現実の女子に興味がないからこそゲーム感覚(もちろん自分や多くの人の命を懸けたゲームではありますが)で攻略しても読者が不快にならないという前提を覆してしまうことになるでしょうね。ゆえに原作完結直前まで引っ張ったのかなと。

そして歩美攻略も無事達成して最終話では桂馬と別れたちひろの学園祭でのライブ。このシーンだけはニコニコ動画で見てましたがここだけ切り取ってみるのと本編見終わった締めとしてみるのでは印象が段違いですね。これは泣ける。そして一人涙して「あんなことを言うつもりじゃなかった」という桂馬が何を言いたかったかという答えが原作ラストでの告白ってことになるのかも。


と、ほんのちょっとしたきっかけから視聴したこの「神のみぞ知るセカイ 女神篇」ですが、もっとギャグオンリーの作品だと思ってたのでこれは本当に驚かされました。1クール通しての完成度の高さにも。1期2期やアニメ化されてない部分もかなりあるようなので機会を見てまた視聴してみたいですね。
この作品に限らずこういうまだ見ぬ傑作・名作アニメを久々に探してみたい!

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