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zoom RSS 【感想】項羽と劉邦(上)

<<   作成日時 : 2017/04/13 19:17   >>

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楚漢戦争を描いた司馬遼太郎のベストセラー小説、上巻を読みました。

当然ながら秦の始皇帝死後の項羽と劉邦の戦いとそして漢帝国の誕生は歴史の授業だけでなくいろいろなところで知識を仕入れててけっこう知ってるわけですが、登場人物や大まかな流れは知ってても細かい部分はあまり知らなかったんですよね。そしてこの小説も存在は知ってたのでいつか読んでみたいとは思ってましたがその機会が訪れたのでまずは上巻を読みました。
まあなぜ読む気になったかというと今年の夏に映画「関ヶ原」が公開されるので原作のほうを読もうと思って図書館に足を運んだんですがなかったんですよね。ただ手ぶらで帰るのも何なのでちょっと同じ司馬遼太郎の作品を何か読もうと思いまして。ちなみに司馬遼太郎作品は「竜馬がゆく」だけは全巻読んだことがあります。すごく面白かったのを覚えてるので安心感はありますね。
項羽と劉邦の物語については漫画の「赤龍王」なんかを軽くですけど読んでたのでそっちの印象が強いけど。あの漫画もかなりアレンジされまくってますけど面白かったなあ。


というわけで読み始めましたが全3巻で一冊がかなり分厚いので時間がかかる。なのでまずは上巻の感想から。
ただボリュームはあるとはいえほんとにこの人の文章は読みやすいですねー。会話文はそんなに多いわけではなく地の文ばかりなんですけどそれでもすいすい入ってくるというか。さすがベストセラー作家だ。

ストーリーは秦の始皇帝の晩年からスタート。始皇帝の死後に宦官の趙高が胡亥を擁立して権力を握るものの秦帝国は一気に乱れて行き、有名な陳勝・呉広の乱を経て「鉅鹿の戦い」後に秦帝国の章邯を降伏させた項羽が一気に天下へと近づくというところまで。
主人公である項羽と劉邦はこの間の中盤まではまだ無名の存在なんですよね。項羽よりもその叔父の項梁のほうが途中まで目立ってましたし。ただ項梁の戦死後に実権を握った項羽が圧倒的な兵力差の秦軍を撃破してあっという間にとんでもない存在にのし上がるという。

主人公二人の印象としては、項羽はまだ20代と若くあまり頭を使うほうではなく直感と感情の赴くままに行動するタイプ。軍事に関してはものすごいセンスを持ってる天才肌ですが論理的に行動するタイプではない分のちのち問題となる行動をすることも。特に最後に不穏分子となっていた秦兵の捕虜20万人をだまし討ちで皆殺しにしてしまったのは致命的というか。
一方で劉邦は思いつきとほらでなんというか適当に生きている男ですね。ただ妙なカリスマ性というかこの男のために何かしてやりたいと思わせる人望の持ち主。40代なので項羽とは親子くらい差がありますね。

あと樊噲や蕭何、范増とか知ってる名前がどんどん出てくるのでほんとにスムーズに話に入っていける。張良や韓信もすでに名前は出てきてますしね。ただ最初は項羽と劉邦は同じ反乱軍にいたとは知らなかった。項羽が秦の主力と戦っている間に劉邦は関中へとどんどん進軍。関中を取れば関中王の称号を与えられることになるわけで。このへんのアバウトにしか知らない物語がどういう風に描かれるのか楽しみです。

というわけで次は中巻そして下巻を読まなければ。全て読み終わったら司馬遷の「史紀」もちゃんと読んでみようかな。
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