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zoom RSS 【感想】項羽と劉邦(中)

<<   作成日時 : 2017/04/15 11:57   >>

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楚漢戦争を描いた司馬遼太郎のベストセラー小説、中巻を読みました。

前回は上巻を読み終えたわけですが。

【感想】項羽と劉邦(上)
http://42986506.at.webry.info/201704/article_10.html

そして今回は関中へと入った劉邦が秦を滅ぼしたものの項羽の怒りを買い何とか命乞いをして生き延びる。そして改めて戦いに挑むものの圧倒的な項羽の強さの前になすすべなく逃げ続けることに。籠城していた滎陽城を脱出、なんとか項羽をやりすごすというところでこの間は終了。

しかし上巻も読みやすかったですけどこの中巻は本編が始まったという感じでほんとにすいすい読めました。面白すぎて読みだしたら止まらないというか。タイトルは「項羽と劉邦」ですけどこの巻は完全に劉備が単独主人公ですね。項羽はあくまで敵役というか。劉邦というごろつき上がりの男ながら妙に他人が肩入れしたくなる不思議な器の男を中心に優れた才能を持った男たちが活躍していくわけで。劉邦はプライドがないというかいい意見ならあっさり飛びつき自分のことを持ち上げられなくても気にしない。とにかく才能のある人物を存分に仕事させてやることのできる主君としての器だけは並外れてますね。自分が無能なことを知ってるので他人に任せる、あるいは頼ることができるというか。

そして張良・韓信・陳平と言った才能が弱すぎる劉邦のもとで力を振るってなんとか項羽と対抗していく展開はほんとにわくわくします。全員必ずしも劉邦に絶対の忠誠を誓ってるとかそんなでもないってのも面白いですね。ただ劉邦のもとでなら自分の才覚を十分に発揮できるということだけはわかってるようで。こういう人材を大事にできるのが劉邦の強みなんだなあと。逆に項羽はそのへんがどうも中途半端だったり公平でなかったりしてせっかくの強さを維持できないんですね。強すぎるからこそそういうことをおろそかにしてしまうというべきか。

秦都咸陽へ入ったものの調子に乗って項羽の怒りを買い、張良の策で項羽に謝罪してなんとか命拾いする「鴻門の会」。漢中王となり関心を得たことで項羽に反旗を翻したものの「彭城の戦い」で惨敗、死に物狂いで逃げまくり邪魔になる我が子を何度も馬車から放り捨てて(そのたび夏侯嬰が拾い)窮地を脱する。滎陽城での籠城戦では項羽に対して陳平の離間策を用いて范増たちを引き離すことに成功。しかし最後は食料がなくなりなんとか脱出するという。このへんはほんとに有名なエピソードばかりなので出てくるたびに楽しかった。負けまくっててもストレスがたまるどころかそこからどう切り抜けるか期待してしまう。


次でいよいよ最後の下巻。そういえば虞美人はまだ登場してませんが下巻で出てくるのか。この調子で一気に最後まで読み進めます。
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