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zoom RSS 【感想】項羽と劉邦(下)

<<   作成日時 : 2017/04/16 08:13   >>

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楚漢戦争を描いた司馬遼太郎のベストセラー小説、下巻を読みました。

ここまでで上巻と中巻を読んできましたが。

【感想】項羽と劉邦(上)
http://42986506.at.webry.info/201704/article_10.html
【感想】項羽と劉邦(中)
http://42986506.at.webry.info/201704/article_11.html

いよいよ最終巻。韓信が快進撃で斉王となってほぼ第三勢力になり、楚と漢の決戦は垓下の戦いで項羽がついに敗北。その死によって漢が勝利するというところで幕。
この巻は最初の三分の一くらいは韓信が主人公として描かれてましたね。戦の天才ながら戦以外のことにほとんど興味を示さずむしろそれが唯一の生きがいのように戦っている韓信。本人がその気になればそれこそ天下を手中にできたのではないかというくらいに強大になりながらもまるで欲がなかったのが面白かったですね。かといって完全に無害な存在というわけでもなく中途半端な判断が多かったのはやはり政治的センスがないというかそもそも興味がないゆえの悲劇というか。

そして残る三分の二くらいは項羽と劉邦の最後の戦いをかなりのボリュームで描いてました。虞美人は下巻の中盤くらいでようやく出てきましたが特に高貴な身分のとかそういうわけではなかったんですね。ストーリーではほとんど目立つことがなかったのはちょっと意外でした。本宮ひろ志の漫画「赤龍王」では最初は劉邦の妻でそのあとで項羽の妻になるなんてオリジナルストーリーでかなり目立ってたのでそっちのイメージが強かった(笑)。

戦術的には最強だった項羽が劉邦があちこちで躍動させていた韓信や彭越によって包囲されて行き戦略的に負けていくという。それにしても和議のあとで項羽の背後を襲ったのにまた負ける劉邦はほんとに弱いというか、いや項羽が強すぎるというべきか。項羽は虐殺を行ったり部下への公平性を欠いたりと欠点の多い人物ではありますが同時にものすごい輝きを放つ英雄でもありましたね。人気があるのもよくわかる。

それから驚いたのは項羽を破った後の漢成立を何も描写せずに物語が終わったことでした。エピローグとしてそのへんとか論功行賞のあたりも触れるのかと思ってたので。もちろん知識として知ってはいますけど。そこいらへんが潔すぎるというか。


いい機会ということで読んだ「項羽と劉邦」ですが面白かった。久しぶりに時代は違いますが三国志のゲームとかやりたくなりましたよ。
次は同じ司馬遼太郎の「関ヶ原」を読みます!
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