【感想】「銀河英雄伝説 ユリアンのイゼルローン日記」オーディオブック版CDボックス #2

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Disc 1~3「ユリアンのイゼルローン日記」第1章~第3章

【感想】「銀河英雄伝説 ユリアンのイゼルローン日記」オーディオブック版CDボックス #1
https://42986506.at.webry.info/202010/article_5.html

購入したオーディオブック版CDボックスを聴き始めました!
聴くこと自体はCDをわざわざセットしなくても購入履歴があればkikubonの配信が使えるのでありがたい。もう今の時代、ディスクをいちいち入れてということですら面倒に感じてしまいますからね(笑)。ただどうやら特典のミニドラマはディスクのほうでしか聴けない様子。なのでこちらだけはCDで聴く必要がありますが。

さて、収録されているのは「ユリアンのイゼルローン日記」「ダゴン星域会戦記」「黄金の翼」。どれから聴いていくかと考えましたがやはりここは素直にイゼルローン日記からにすることに。ちょうど原作も読み返したばかりですし、アニメの本伝1期も再試聴を久々にしましたからね。

〇第1章「偶数年のできごと」・第2章「はじめての給料」・第3章「全員集合」
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トールケース1に入っているDisc 1~3収録分ですね。ヤンがイゼルローンの司令官として着任してからキャゼルヌがやってくるまで。当初はユリアン役の佐々木望が一人で全て朗読、その後でアニメのオリジナルキャストが自分の役のセリフを担当したという。読み返すと一言くらいしかしゃべってないキャラもいるはずなのにわざわざ演じてもらうとはすごい。ヤン・コーネフ・ムライの三人を担当した声優はすでに他界されているので普通のアニメなら代役を立てるところですがこれは佐々木望が担当することに。これはうまいやり方ですねー。あくまで「ユリアンの日記」なので当人が代わりにしゃべる分には違和感はまるでない。それと同時に、あくまでオリジナルキャストを尊重するというのは富山敬氏が亡くなった後でも過去のシーン以外は代役を立てなかったころから変わらぬ姿勢なんですよね。

さて、肝心の朗読ですが佐々木望が朗読を進めるにつれてアニメのユリアンとほぼ違和感がなくなっていきましたねー。第1章が始まったころは多少違和感も感じてて、「まあOVAが終わってずいぶん経ってるし年も取ってるからかな」と思うことで妥協してましたがどんどんあのときのユリアンに戻っていって感動。
他のシェーンコップやキャゼルヌといった声優も声に加齢はもちろん多少は感じるものの、それでもやっぱり同じ人が演じてくれるのはうれしい。あとたったワンシーンなのにブルース・アッシュビー元夫人のセリフを高山みなみが担当しているというのもすさまじく豪華。
各章の冒頭ではアッテンボロー・ポプラン・キャゼルヌ夫妻がそれぞれ原作の有名セリフを使いながら導入の挨拶を。こういう遊び心も楽しくていいですねー。

しかしまあそれよりも聴いてて改めて感じたのはユリアンのすさまじいまでの「ヤン提督LOVE」ですね(笑)。自分の日記だというのにほとんどヤンのことばかり書いている。同時に、「ヤンに必要な存在でありたい。不要な存在となるのが怖い」という気持ちもよくわかるなあ。それまで家庭的に不幸だったユリアンにとってヤンは尊敬する師匠でもあり大好きな義理の父でもありまた兄でもあるわけで。怠け者でだらしないヤンの世話をしてあげるのも本人的にはものすごく幸福なことなんだというのがほんとに伝わってきます。このへんは後に妻となるフレデリカも同様でしょうね。同時にこういう心情を知ってるからこそ、8巻でのヤンの死に直面したユリアンの哀しみは察するに余りあるものがありますね。

〇配信購入者限定特典、古川登志夫(ポプラン)・富田耕生(ビュコック)・井上和彦(アッテンボロー)の独占インタビュー。

・古川登志夫インタビューでは故・富山敬氏の逸話も。非常に穏やかな人というだけでなくアフレコでは全くNGを出さなかったとか。当時は一度でもとちったらまた撮り直しという形だったそうですがそういうところで完ぺきにこなせてたというのはすごいなあ。富山氏の影響で大きなサングラスを自分もかけていたことがあるなんてエピソードも。

・そして先日亡くなられた故・富田耕生氏のインタビュー。親友だったという富山氏のことをいろいろ語ってくれました。自分以上のヘビースモーカーだったとか我慢強くて怒ったところを見たことないとか。ちょっと頑固おやじっぽいところもありつつ愛嬌もあるトークがまさにビュコックそのものでしたねー。さすがに演じてた頃のことについてはあまり覚えていないといいつつも、「民主主義に乾杯」というあの名ゼリフを聞くとちょっと思い出したと言ってくれて感動。国際情勢を考えて平和について語ってくれましたが、最後にインタビュアーが頼み込んで「平和に乾杯!」と言わせたのはグッジョブ(笑)! 富田氏もちょっと照れ臭そうにしながら言ってくれました。

・井上和彦インタビュー、このアッテンボローがひょうひょうとしたキャラをやることになる転機だったのでキャラを思い出すというよりは自分のベースみたいなものだとのこと。アッテンボロー自体にかなり思い入れがあるそうですね。あと富山氏と一緒に飲みに行って帰りはよくタクシーに二人で乗って帰れて「独占できた」なんて話も(笑)。いろんな人の談話を聞いても富山氏がヤン同様にほんとに愛されてたのがわかりますね。

〇ディスク版特典

・堀川りょうインタビュー音源&一言『くたばれ!カイザーに対するラインハルトの返事』

購入特典のインタビューもですが、ブックレットとは内容がかぶってないというのがうれしいですね。音源をそのまま文字に起こしてブックレットに掲載する、なんてやり方もよく見るのに。インタビューではやはりラインハルト役は声優人生でも大きな転機になったとのこと。ほんとにこの人のラインハルトは音楽的な響きとあの烈しさや華麗さがぴったりはまってましたもんねー。
それと「くたばれカイザー」に対してラインハルトが返答するというオリジナルのセリフでしたが、鼻で笑って言わせてやれと言いつつも最後に、「自分を残して勝手に死んだヤンに免じて」というあたりが実にらしくていい!

・オリジナルミニドラマ「再会」(佐々木望、古川登志夫、塩屋浩三)

本編終了から25年後にユリアンとポプランがハイネセンで再会、さらにパトリチェフの亡霊(?)とも遭遇するという二次創作ストーリー(笑)。実際にその時まで生きてたらユリアンは40代、ポプランは50代か。お遊びとはいえちょっとうれしい後日談IFでした。

・オリジナルミニドラマ「あざといフェザーン商人の要求」(榊原良子、キートン山田)

こちらもおそらく同じ25年後。どちらも冒頭に「あくまで二次創作です」と断ってるのは原作者が本編その後は描かないと明言してるからでしょうね。まああくまで妄想ストーリーとして楽しんでくれればと。
引退を目前に控えたフレデリカさんとキャゼルヌの会話。具体的な役職は不明ですがようやくハイネセンの財政も立て直して後任も育てて……、という様子。最後にヤンを思い出す二人にちょっとグッときました。
フレデリカさんは本編終了後も政治活動をして表舞台に立ち続けるイメージは全くなかったんですよね。かといって亡き夫のようにゴロゴロ怠けて暮らすとも思えませんが(笑)。しかし、この創作ドラマだとキャゼルヌと一緒に財務省あたりで官僚やってるのかな? これならわりとありそうな未来ですねー。ヤンの生前も死後も家族ぐるみで付き合いのあったキャゼルヌ家なら何かあった時も力になってくれるでしょうしね。


というわけでまずはトールケース1に入ってたディスク分は消化。まだまだトールケース4個、ディスク12枚分あるのでのんびり聴いていきたいですね!

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